未熟な甲虫の呟き

創作小説サイト「あわいを往く者」附属ブログ。(サイト掲載小説一覧電子書籍のご案内
更新のお知らせやコメントレス、たまに管理人の雑談が交じります。
ユーザータグ「うつしゆめ」の記事
2016/12/25
創作話] 創作関係の呟き:プロット至上主義者? 
2016/08/02
創作話] 創作関係の呟き:残念な探偵役 
2016/04/27
創作話] 創作関係の呟き:CPで天国地獄 
2016/04/01
創作話] エイプリルフール小ネタ 
2015/02/14
掌編] バレンタイン・カウントダウン その二 
2014/10/22
創作話] 創作関係の呟き:寒いね、と言うと 
2014/07/01
書籍・電子書籍] 「うつしゆめ」見本誌いただきました 
2014/06/03
書籍・電子書籍] 「うつしゆめ」書籍化のお知らせ 
2013/11/01
掌編] ハロウィン小ネタ 
2013/06/01
後書き] 「うつしゆめ」後日譚「いっぷく」 

創作関係の呟き:プロット至上主義者?

 あれこればたばたしていたら、もう12月も終わりとか、時間の進み方のあまりの速さにちょっとびっくりです。
 気がつけば一カ月無更新の広告が出てしまっていたので、ツイッタログとまいります~。

徳間書店さんに届いた「うつしゆめ」のご感想を転送していただきました!! リアルお手紙!初めていただいた!!! もう二年も前の本なのに……たまたま「九十九の黎明」読んで気に入ってくださって、文庫を購入してくださったそうです!! ありがとうございます、ありがとうございます!
posted at 2016/12/20 21:32:14
@typ1 あまりの嬉しさに、何かSSとか書いてお礼しようかと思うんだけど、いただいたご感想の三分の二が九十九についてということは、九十九のSSのほうが喜ばれるのかな……。あかん、ちょっと浮かれて挙動不審に陥るわ……
posted at 2016/12/20 21:39:55
「うつしゆめ」と「九十九の黎明」、ジャンルも雰囲気も全然違うのに、いやもう、ほんとうに、ありがたみしかない……
posted at 2016/12/20 21:54:35
(アッ、根底に流れる隠しようのない中二臭さだけは同じか……)
posted at 2016/12/20 21:58:40

 「九十九の黎明」の連載がいよいよ最終章にさしかって
シリアスが続くと、なんかどこかでボケなきゃならないような気がして仕方がないのですが、とりあえず、オーリはどちらかといえばお母さん似です(心底どうでもいい情報
posted at 2016/11/14 21:58:42

#自創作の安心な点を挙げて初見さんのハードルを下げる

ボケたら必ずツッコミが入ります。絶対です。
posted at 2016/11/14 23:29:47

今取りかかってるプロットに物凄く苦戦している理由が分かってきた。いつも私「見せ場」の映像が降ってきてから、そこに向かって話を組み立てていくんだけど、こいつにはまだそれが無いんだ……。柱を立てずに家を建てようとしている感じ。これはちょっと根本的なところから見直さねばならんわ。
posted at 2016/12/7 22:10:57

pixivに投稿しました 「九十九の黎明」ツイッタログその2+α #pixiv www.pixiv.net/member_illust.…
ツイッタで流したラクガキまとめ、オマケつきです。
posted at 2016/12/9 21:44:34

九十九の黎明 プロトタイプ版『真夏に降る雪 (1)』更新
ncode.syosetu.com/n2761cz/ #narouN2761CZ
2012年に書いた短編をプロトタイプ版として追加しました。全二話で、残りは20時に更新予定です。
twitter.com/i/moments/7827…
posted at 2016/12/12 17:39:14
この短編、四年前のオンライン文化祭に参加した際に、楽遊さん rkyu.com/gari/ が物語のバックグラウンドにひそませた大ネタについて、完璧な推理と考察を寄せてくださったのが非常に印象深くてね…。あの時は、ブログで返信する際にキーを打つ手が震えましたわ…。
posted at 2016/12/12 21:16:16
とと、過去ログ辿ってちょっと懐かしいツイ発掘してきたので、貼りつけときます……。 twitter.com/typ1/status/27…
posted at 2016/12/12 21:20:14

「九十九の黎明」BCCKS版作りました。
bccks.jp/bcck/147800
縦書きEPUBファイルをダウンロードできます。
(なろう版 ncode.syosetu.com/n2761cz/ から、台詞と地の文の間の改行を取っ払った、本来の原稿の体裁となっております)
posted at 2016/12/19 21:39:51
相変わらずリアルがバタバタしてて、脳みそが創作にダイブできないので、気分転換に単純作業でも、と思ったら、本当に単純作業しかできない日々であった……orz
posted at 2016/12/19 21:45:25

@sousakuTL 拙作で熱のこもった二次創作してくださるのは、とても嬉しくて幸せだし、リンクしてくださるのも物凄くありがたいんだけど、そこから興味を持って拙作を読んでくださった方が、本編のあまりの色気の無さに大いに失望されるのではないかと、ちょっとだけガクブルしている。
posted at 2016/12/22 09:05:38

私は律儀にプロットに従って小説を書くから、自分のことをプロット至上主義者だと思ってて、常々「がっちりプロットを組み上げてしまっていたらこの作品は書けなかった」「プロットどおりに話が進まない」と言う人のことを「柔軟性に富んだ、物語の神様に愛されているすごい人」と思っていたんだけど→
posted at 2016/12/23 08:56:27
→書いている途中でプロットに穴が見つかったら、その箇所は勿論そこから波及する部分、場合によっては物語の結末までもをガッと修正してプロットを再構築してしまうし、そもそも最初期のプロットには物語の後半に向かうにつれ内容に隙間が生じてしまっていて、本文を書き進めながらプロットの隙間を→
posted at 2016/12/23 08:57:43
→随時埋めていく、というのはとても日常的な作業でね。最初から最後まできっちりとプロットどおりに小説を書いているわけだけど、そのプロットが絶えずバージョンアップしているというのは、もしかして一般的な「プロット至上主義」の定義からはずれるんじゃないか、などと今更のように気がついたw→
posted at 2016/12/23 08:58:28
→これ、たぶん私が「プロットファイル」を作っていないから起こることなんじゃないかな。プロット至上主義でプロットファイルが存在しないとは、これいかに、と思われそうだけど、私の場合、プロットを記したファイルが、そのまま小説本文のファイルに進化していくから。一つのファイルの中で小説が→
posted at 2016/12/23 09:05:11
→プロット→台詞とト書きのシナリオ→きちんとした小説、てなふうに、部分的に順次熟成していくというね。九十九の場合、「ヨッシャア、プロット完成した! 今から『小説』を書き始めるぞ!」って時点で、既にテキストファイルの文字数がプロット&シナリオの分で八万字近くあったというねw→
posted at 2016/12/23 09:06:49
→プロットファイルは存在しないけど、執筆中の参照用に設定ファイルは作ってある。設定ファイルの末尾には、本文に書き漏らしてはいけない重要な情報を箇条書きで並べておいて、本文で提示できた情報から順番に消していって、漏れが無いか確認してる。勿論、プロットの変化に合わせてこちらも修正する
posted at 2016/12/23 09:11:45
設定ファイル、って言ったけど、実はファイル名は「ネタ」つって、不意に思いついたネタとかもメモってある。没った文章も再利用するかもとここに残しておいたり。小説が完成するまでの「ネタファイル」は、自分で見てもかなりカオス。完成したあとは「設定資料集」みたいにすっきりとなっているけど。
posted at 2016/12/23 09:20:03
って、そうだ、九十九の設定資料集(ボツシーンのオマケ付き)って誰か見てみたい方っています? 超絶ネタバレしかないから読み終わった方限定で。ぷらいべったーなら、フォロワさん以外でもツイッタログインしてなくてもパスワードで限定公開できるしなー。もしもいらっしゃったらリプくださいませ。
posted at 2016/12/23 09:31:50
というわけで、ぷらいべったーにアップしてきました。
「九十九の黎明」ネタファイル privatter.net/p/2046807
設定資料とボツシーンです。ネタバレしかないためパスワード公開で。パスワードは、最後まで読まれた方ならば、リンク先にあるヒントで分かると思います。 twitter.com/typ1/status/81…
posted at 2016/12/23 11:45:05
 

創作関係の呟き:残念な探偵役

 一カ月の広告表示にはまだ間があるけど、月が変わったことだし、先月分のツイッタまとめ参ります!

「RはリドルのR」の探偵役は、しょっちゅうハリセンで後頭部どつかれるような(一応、比喩。一応)残念なお調子者だが、他の小説でも、同様のポジションにいる奴は大抵なにかしら残念ポインツかかえているので、これはきっと作者のせいなのだろう……すまんな……。
posted at 2016/7/2 23:09:04
「夜風は囁く」のアニキはシリアスリーな崖っぷち人間相手にモノマネ披露しやがるし、「うつしゆめ」の優等生クンは謎解きに至るまでがボロボロだったし、「アルノルド(以下略」のアルノルドは石頭だし。うん? そう考えると、「九十九~」のモウルは比較的マシなほうなのか、な……?
posted at 2016/7/2 23:15:30
(たぶん、その物語の主人公か否か、というところがキーな気がする……)
posted at 2016/8/2 23:19:00
(待って、原田は主人公じゃない……)
posted at 2016/7/2 23:21:58

最初期のプロットには「主人公がほにゃららについての情報をゲットする」とか「ここでほにゃららの正体を仄めかす台詞」とか「ほにゃららを思い出してるところ」とか書いてあるからなあ。シナリオ段階でそれらの目的に合致するエピソードを考えて、並べて、入れ換えて、って、気分は嵌め絵パズルです。
posted at 2016/7/16 09:38:50

>RT (クローン羊ドリーのクローン姉妹たちは寿命が短くなっていないことが判明 - GIGAZINE gigazine.net/news/20160727-…
クローンが元の個体のテロメアの長さを引き継がないとなると、今寝かせてるプロット一つ再考せにゃならんな……orz
posted at 2016/7/28 17:15:45

 

創作関係の呟き:CPで天国地獄

 記録魔(後述)らしく、今月分のツイッタでの創作関係の呟きをまとめておきます~。

CPで天国地獄ってやつを自分のとこので考えてみた。朗先生は「お前もここまで堕ちてこい」、レイは「一緒に天国に行くに決まってるだろ、な!」、隊長は「たとえ地獄に堕ちようとお前を手放すつもりはない」。で、ラグナ「俺のいる場所が天国だ」、ウルス「君のいる場所が天国だ」なんか違うぞ君らw
posted at 2016/3/14 23:58:08
現代っ子連中は、珊慈「君だけでも天国に……って、君が天国に行けるなら俺もきっと天国に行けるから無問題」、陸「天国とか地獄とかソレ本気で言ってるの?(冷ややかな眼差し」、ヒタカ「……(それ以前にどうやって手を繋ごうか悩んでいる」……ますます雲行きが怪しくなってきたw
posted at 2016/3/14 23:59:51
対する女性陣の反応は……どうやって手を繋ごうか悩んでいる一名はともかく、だいたい皆、紆余曲折を経たのち「いい加減にせんかーい!」でハリセンで相手の後頭部ぶっ叩いているイメージ。あー、まあ、フェリアは……ねえ……王太子ぶっ叩くわけにはいかなかったからなあ……。
posted at 2016/3/15 00:02:36
で、色気がまったく見られない連中については、「俺は天国へ行けるような人間じゃないから」とか「天国とか地獄とか面倒臭い」とか「それどころじゃないんだけど」とか、そんな感じか。
posted at 2016/3/15 00:08:14

体格差CPは、デカイ彼氏がちびこい彼女を必要以上に気遣って大事に大事に扱うところがいい。んでもって、いざって時にうっかり全部ふっとんでしまって、疲れ果てて眠ってしまった彼女の横で、罪悪感に凹みまくる彼氏の図がおいしい。
posted at 2016/3/18 05:01:00

#文章力変化ビフォーアフター なるタグが流れてきていて、以前参加した「物書き進化録」を思い出した。 greenbeetle.blog51.fc2.com/blog-entry-618…
posted at 2016/3/26 20:51:07
タグの主旨から少し外れるけど「校正!ビフォー&アフター」てのもあった。 greenbeetle.xii.jp/works/shortsto…
電子同人誌の校正を受けてのやつ。地の色が紅梅色の箇所が修正した部分で、地の色が浅紫色の箇所は構成を変えた部分。マウスカーソルを当てると修正理由が表示されるよ!
posted at 2016/3/26 21:06:15
(黒歴史通り過ぎてもはやネタ)
posted at 2016/3/26 21:07:13

私、作中に「引っかけ」を仕込むことが多いんですが、「ヤラレター!」って言ってもらえるのは勿論サイコーに嬉しいけれど、「見破ったり!」って言われると、それはそれで、「情報の開示をフェアに行えてたんだな」ってむっちゃホッとします。
posted at 2016/4/10 11:20:54
「アルノルド~」のアレを見破った方が、私の「謎の仕掛け方のにおい」にピンときた、と仰った時には、ちょいと照れました……//// (*´ω`*) トゥンク
posted at 2016/4/10 11:25:52

フォロワさんの波乱万丈な海外旅行記ツイを拝読して、あんなに充実した旅は流石にしたことないなー、と思いつつ、そういや学生時代に家族とアメリカに行った時、あまり治安のよろしくない場所のホテルに泊まったことがあったっけ、とメモ帳引っ張り出して、昔から変わらぬ自分の記録魔っぷりに笑った。
posted at 2016/4/13 09:44:46
 ※記録魔っぷりについては、この「呟きまとめ」からもご理解いただけるかと思いますw
何か創作ネタに使えるかも、という魂胆アリアリで、ホテルの間取りからシャワーヘッドの材質とか、なんか「あんたヒマやな」という勢いでメモってたw 写真よりもメモなのは、余白でボケツッコミするのが好きだったからだな!


posted at 2016/4/13 09:50:13
間取り図のあたりは、明らかに妹尾河童さんの影響であるw 
 
目の前に存在するものの絵は一応描けるんだよなー。キャラの顔とかホント描けないのにー。
posted at 2016/4/13 09:56:13
 

エイプリルフール小ネタ

 エイプリルフールに何かできないかなー、と考えるだけ考えて結局何もできなかった、という呟きを、せっかくだからまとめておきます。

エイプリルフールに自作小説ネタで学園乙女ゲー、ってのを考えかけてたんだけど、私、乙女ゲーって、エジコイ!しかしたことないんよな……(アカン
posted at 07:23:48

新しい話から順に攻略キャラ化してみると、

ウネン:地学部員。学年一背の小さい男子。ショタ枠。好意だだ漏れな体当たり型。 
オーリ:バレー部の主将。寡黙で硬派枠。気がついたらいつも守ってくれてた型。 
モウル:図書委員。外面のいい二枚舌枠。他の人には見せない素顔を見せてくれる型。
posted at 07:26:39

 ショタ枠が必要だと、なけなしの知識が囁いたのです……すまぬウネン。
 そして、キャラの類型というなら、「二枚舌枠」じゃなくて「ひねくれ者枠」と書くべきであったかも、と。
 
ラグナ:外国からの留学生。石油王枠。俺に堂々と意見したやつは初めてだ気に入った型。 
ウルス:物理部員。幼馴染み枠。静かに見守ってくれていると見せかけて独占欲凄い型。 
陸:生徒会長。優等生枠。本当に僕を理解してくれているのは君だけだ型。 
あかん、腹痛ェw #エイプリルフール
posted at 07:28:37

珊慈:剣道部員。チャラ男に見せかけて真面目枠。正統派告白型。
朗:やはり化学教師。大人枠。経験値の差に物言わせて囲い込んでくる型。 
レイ:サッカー部員。少年漫画的ヒーロー枠。体育会系体当たり型。 
ガーラン:部活の先輩。兄貴枠。いつも相談に乗ってくれる型。 
#エイプリルフール
posted at 07:33:09

(見よう見まねで頑張ってみた)
posted at 07:36:39


 主だった小説からメインの男キャラ二人ずつぐらいネタにしよう、って思っていたのに、アルノルド達入れるの忘れてたことにあとから気づいたので、ここに足しておきます……すまぬ……すまぬ……。

アルノルド:空手部。堅物枠。惚れているのが他人にはバレバレなのに自分の恋心をなかなか自覚できなくてじれじれさせてくる型。
ヴェー:運動部の助っ人に駆り出される系帰宅部員。苦労人枠。自分の気持ちを隠して友人の恋路の世話を焼くという難易度高い型。



 実は、最初は性別チェンジでギャルゲーにしようかと思ったのですが、想像以上に手間がかかりそうだったので、諦めました。はははは。
 

バレンタイン・カウントダウン その二


「トリュフなんて自分で作れるとは思わなかったなー」
 製菓道具を洗いながら、彼女がしみじみと呟いた。
 その横では、彼が、洗い終えたヘラやボウルを水切り籠から取り出しては丁寧に布巾で拭いていく。
「でも、作業自体は何も難しいことなかったろ?」
「難しいか否か、と同じぐらい、面倒か否か、ってのも重要なファクタでね。私一人じゃ、とてもこんな凝ったチョコは作れなかったよ」
 苦笑を浮かべる彼女に、彼もまた苦笑で応えた。
「慣れてしまえば、たいした苦にはならないさ」
 普段自炊はしなくとも、各種イベントごとに菓子は作る、という彼だから言える、余裕の台詞である。
 彼女は深い溜め息をつくと、洗い物を終えタオルで手を拭いた。
「それにしても、チョコをあげる相手に、作るのを手伝ってもらうなんてね」
 彼女の言葉が終わりきらないうちに、彼が芝居がかった調子で咳払いをした。
「トドメを刺すようで悪いけど、実は僕もチョコを作ったんだ。君に」
「ええっ」
 驚く彼女に、彼はすこぶる得意そうに口角を上げる。
「僕の本気を見せてあげよう、って言っただろ?」
「え? それって、私のチョコを手伝ってくれる、という意味じゃなかったんだ?」
 想像だにしていなかった反応に、彼は先ずぽかんと口をあけ、そして次に、そっと眉をひそめた。
「手作りを振る舞ってくれる、って言ってくれた人間相手に、そんな失礼なこと言うわけないだろ」
「いやまあ、事実は事実だから、失礼とは思わなかったけど。実際のところ、私一人で作ったら、市販のチョコを溶かして、何か混ぜ物して、固めて、終わり、ってなっただろうし」
「混ぜ物言うな」
 反射的にツッコミを入れてから、彼は、やれやれ、と肩を落とした。
「どうして、バレンタイン・デートが、手作りチョコ教室に変わってしまったんだろう、って不思議に思ってたんだけど、そういうことか……」
 
 ローテーブルに二組のコーヒーカップが並べられる。
 真ん中には、トリュフチョコレートの盛られた皿。そしてその横には、まるでケーキ屋で買ってきたかのような、美味しそうなガトーショコラが、鎮座ましましていた。
「こうやって並べてみると、釣り合わないこと甚だしいな」
 何度目か知らぬ溜め息が、彼女の口から漏れる。
「そう?」
「せめて、一から十まで自分で作っていれば、少しは胸も張れるんだろうけど」
 君の手をあれだけ煩わせておいて、チョコの交換も何もあったもんじゃない。そう力無く笑う彼女に向かって、彼は涼しい顔で「両手を出して」と声をかけた。
「こう?」
 不思議そうな顔をしつつも、彼女が素直に両手を前に突き出せば、彼は更なる指示を繰り出していく。
「いや、そこまで手を伸ばさなくてもいいから。そう、それぐらいでいい。互いの手をもう少し近づけて、そう、それで、手のひらを上に向けて」
 彼女が胸の前に差し出した両手の上に、彼は、トリュフの皿をそうっと乗せた。
 彼女が、目をしばたたかせる。
 彼は、トリュフを捧げ持つ体勢となった彼女をじっと見つめた。途中で一度、ちらりとテーブルの上のガトーショコラに目をやったのち、再び彼女をねめまわし……、それから最後に、極上の笑みを浮かべた。
「これで、山ほどお釣りがくる」
「え?」
「じゃあ、僕から先に、いただきます、っと」
 そうして、チョコよりも甘いキスが、彼女の唇に落とされた。、
 
 


 なんとかバレンタイン当日に間に合いました。バレンタインネタSS第二弾、です。
 書籍化された「うつしゆめ」から、「彼」と「彼女」に登場してもらいました。
 最初は、「魔法の呪文:これを冷蔵庫で一時間寝かしたものが、こちらになります」ネタにしようと思っていたんですが、書いているうちに、なんだか収拾がつかなくなってしまいましてね……。
 何はともあれ、ハッピーバレンタイン!
 

創作関係の呟き:寒いね、と言うと

 またも更新せぬまま一ヶ月が過ぎてしまいました……orz

 とりあえず、広告を消すために、ツイッタからの転載いきますね。えいっ!(ぶん投げ

「薄紅まといて」には弓道部が出てくるんですけど、実は私は弓道の経験がなくて、ぼんやりとした頭の中のイメージを文章としてアウトプットするために、WEB上は勿論、図書館で参考文献を探しまくりましたん(遠い目) おかげさまで今のところ弓道経験者の読者さんからダメ出し貰わずにすんでます…
posted at 2014/8/21 23:49:01
@xxxxxx ああ、わかります、わかります。どんなに情報を集めて疑似体験しようと、実際に経験なさった方との間には、埋められない溝がありますもん、私も常にびくびくしております。だからこそ、経験者さんに「問題ない」と言われた日には、ガッツポーズ&喜びの雄たけびモノですv
posted at 2014/8/22 22:50:20

読み返すたびに修正点が見つかる……妖怪の仕業だな……貴様、名を名乗れ……
posted at 2014/8/25 21:52:48
でも、推敲作業って、結構好き……。少しずつ、本当に少しずつだけど、文章が前より良くなっていくのを見るの、楽しい……。
posted at 2014/8/25 21:57:23

サイトのアンケートで恋愛ものを求めておられる方が多いのは認識しているんだけど、現代恋愛ものばかり書いてると、どうしても違うジャンルのものを書きたくなってくるんだよ。尤も、恋愛もの書いてる、つってもサイト用じゃないから、どんどんサイトの恋愛もの率が下がってくることになるわけでアレ。
posted at 2014/9/22 09:04:25

つくものバナーに使わせていただいたフォントはこちら→ 「自由の翼フォント」 tanukifont.com/jiyu-no-tsubasa/ @tanukizamurai さん制作の「TVアニメ『進撃の巨人』第二期オープニングテーマで使用されている書体を真似て作ったフォント」です。
posted at 2014/9/22 09:41:45

@sousakuTL ……いつか、サイトにのっけてる小説を冊子にしてみようかな、と思ってる。一冊から製本してくれるところがあるし、あくまでも保存用、自分用でな。
posted at 2014/9/29 21:59:54

#自作品のタイトルについて語ってみる 「薄紅まといて」:桜が出てくるから薄紅。桜吹雪を身に纏う、って表現カッコイイよね、と思ったのは確かですが、実はひっそりと、「的を射る」との掛詞になってます。
posted at 2014/10/3 09:35:30
#自作品のタイトルについて語ってみる ……題名つけるの苦手なので後回しになることが多い。完成まで外に出さなかった「図書館で会いましょう」なんて、第一稿完成まで仮題「本」だったw でもこれはまだマシなほうで、酷いのだと「[キャラ名]が○○する」とだけ一行目に書いてあるというね。
posted at 2014/10/3 10:13:54

つくも、書けた分から一話ごとサイトで小出し連載しようかと思ってたけど、これ、ざっとでも最後まで書いたほうがいいかもしれない……。二月末までに仕上げられるかな……。ちょっと欲が出てきた。
posted at 2014/10/10 08:49:05
短編だろうが長編だろうが、全部書いてからバランス整えないと伏線とかエライことになる、ってのは、この数年で嫌というほど身に染みたから……。リドルみたいに一話読み切り形式なら、調整しやすいからいいんだけど。
posted at 2014/10/10 08:57:10
@typ1 ※あくまでも、私の場合は、です。
posted at 2014/10/10 08:58:05
てか、リドルも続きをなんとかしたいんだけどなー。ネタは三話分あるんだけど、プロット組めるほどまとまってないというか、まとめてないというか。前回、似たような状態から十日で一話仕上げたから、つい油断してる……もしかして自分、やればできる子なんちゃうん、って、もう四ヶ月経ってるけどな!
posted at 2014/10/10 09:08:03

ホノカがヒタカに寒いね、と言うと綿入りはんてんを着せてくれました。
shindanmaker.com/405783
 
流石はヒタカ、イマドキの高校生らしからぬ渋いチョイス。ちなみに順番を逆にするとホノカがヒタカの腰に巻きつくことに。(巻きつく、で清姫を連想したなんて言えない……)
posted at 2014/10/16 21:49:54
原田がヒカリに寒いね、と言うと無言で暖房の温度を上げてくれました。
shindanmaker.com/405783
 
ヒカリの、これぐらい自分でしやがれ、という氷のような眼差しが見えるようです。
posted at 2014/10/16 21:53:32
「寒いね、と言うと~」診断、「うつしゆめ」の主役カップルだとあまりにフツーだったので、因縁の二人でやってみた。
 
嶺が陸に寒いね、と言うと毛布で簀巻きにされました。
shindanmaker.com/405783
 
きっと、爽やかな笑顔でぎっちぎちに締め上げるんだろうな……。
posted at 2014/10/16 22:11:23
 

「うつしゆめ」見本誌いただきました

 予定どおりならば7/4に発売される『うつしゆめ』、見本誌を送っていただきました。

 ポンコツなケータイカメラのせいで、微妙にピンボケですが、お許しください。そして、ところどころに見える薄ぼんやりとした汚れは、たぶんレンズの傷です……orz
 これではあまりにも寂しすぎるので、お口直しに表紙の画像を以下に貼りつけておきますね。

 表紙を描いてくださったのは、花えん様です。素敵なイラストをありがとうございました!
 ツイッタでも呟きましたが、大きな画像で見ると、雲の色がむっちゃ綺麗なんですよ! 二人の表情も、とても彼ららしくて素敵だし、前面で咲き誇る花も、葉も、ああもう、全てが美しい……!
 発売された暁には、是非本屋さんで実物を確認してみてくださいね!
 

「うつしゆめ」書籍化のお知らせ

 このたび徳間文庫から「うつしゆめ」が出版されることになりました!

 7月発売予定(まだ変更される可能性あり、とのことです)で、WEB書店や全国の書店で予約受付中です。
 主なWEB書店へのリンクなどは、こちらにまとめておきました。取扱い書店が増えたら、随時追記していきますね。

 で、書籍化に先立ちまして、サイト版を、試し読み部分を残して削除させていただきました。どうか悪しからずご了承ください。
 同時に、「うつしゆめ」のサーチエンジン登録も解除いたしました。各サーチエンジンの管理者様には、今までお世話になりました。ありがとうございました。
「恋愛遊牧民R+」にてレビューを書いてくださった庚様、折角の素敵なお言葉を削除することになってしまって、非常に心苦しく思っております。すみません。そして、ありがとうございました!(削除前に、抜かりなくページ保存させていただきましたv)

 徳間文庫版には、サイトで公開していた本編の他、番外編一篇と、後日譚三篇が収録されております。

番外編「空夢」
物心ついた頃から、そこが彼女のポジションだった。
いつだって彼女は、傍観者にしかなりえなかった。

空漠たる宇宙《そら》の下、ガール・ミーツ・ボーイの物語。6,200字。
初出:電子書籍版「うつしゆめ」(2012/12/21刊行)

後日譚「夢の続きは」
まだ昼過ぎだというのに、足元の草むらからは、ちりちりと虫の合唱が聞こえてくる。先月とは違って、すっかり秋らしくなった空気を、陸はゆっくりと胸に吸い込んだ。
そして全ての謎が明らかになる。「答え合わせ」を含む後日譚。8,500字。
初出:電子書籍版「うつしゆめ」(2012/12/21刊行)

後日譚「いっぷく」
彼女との会話は、常に真剣勝負だ。隙あらばツッコミを入れようと、お互い手ぐすね引いて対峙している。
今日は彼女の誕生日。準備万端で迎える陸の、策士が策に溺れた物語。9,300字。
初出:東日本大震災チャリティ本「Love&Happy」(2011/7/1刊行)

後日譚「むかしがたり」
今思えば、初めて会った頃から、あいつは気にくわない奴だった。
高校一年の春の遠足。陸は、新しく友人となった高嶋珊慈や原田嶺と、三人でグループを組むことになったのだが……。10,200字、書き下ろし。

 また、書影などが公開されましたら、サイトやこちらでご報告いたしますね。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 

ハロウィン小ネタ

 小ネタで恐縮ですが、昨晩呟いたハロウィンネタをまとめておきますねー。

 ヒロインが「トリック以下略」とネタをふって、野郎の反応を見る、というパターンに揃えようと思ったんですが、どうしても一つだけ上手くいかなくて、諦めました。恐るべし、どつき漫才コンビ……。

「トリック・オア・トリート、って、なに、その溜め息」「仮装もなしで、『トリック』とか『トリート』とか言われてもなあ」「じ、じゃあ、(髪の毛ほどいて)貞子」「……」「トリック・オア・トリート!」「……」「……恥ずかしいんだから何か言ってよ!」「……」「なにニヤニヤ笑ってんのよ(泣」
posted at 23:24:35

先のツイ、今プロット組み立ててる話からキャラを引っ張ってきましたん。でも、改めて読み返したら、ヒロインのキャラがちょっと違ってしまったかも。うむむむ。
posted at 23:28:06

つーわけで、今まで書いた現代物のキャラを使って、ハロウィンネタSS、いきまーす。
posted at 23:30:18

「トリック・オア・トリート!」「どうぞ」「え?」「いたずら、するんでしょ? どうぞ(イイ笑顔」「あ、いや、別にいたずらしたいわけじゃなくって、むしろ私はお菓子のほうが……ほら、そこの飴でいいから」「ああ、これはあとで僕が食べるから、あげない」「……」「いたずら、どうぞ(ドヤ顔」
posted at 23:32:30

「トリック・オア・トリート! ていうか、トリック・アーンド・トリー……」右フック炸裂
posted at 23:34:44

「トリック・オア・トリート……いつも不思議に思うんですけど、『トリック』と『トリート』で行動の主体が違わないですか? ほら、『いたずら』するのは来客側で、『もてなし』をするのは、家の人なわけでしょ? って、あれ? 先生、どうされました? 頭痛ですか?」
posted at 23:39:41

「トリック・オア・トリート! なーんて」『……何かお菓子を送ろうか?』「ええええ? いいよ、ちょっと言ってみたかっただけだから! 気にしないで!」『そうか。……もしかして、仮装もしてるのか?』「まさかぁ」『…………そうか』(何か今ガッカリされたような……)
posted at 23:46:25

「今日図書館のキッズルームで、ハロウィン・パーティしたんですよ。って、職員が猫耳つけて、子供達に飴ちゃんを配っただけなんですけど」「猫耳……?」「ほら(鞄をチラっと開けて)これ、百均で買ったんですけど、結構出来がいいでしょ」「……!」「特に、館長がすごく似合ってて!」「……」
posted at 00:00:20
※館長:恰幅の良い50代後半の気のいいおっちゃん

なんてこった、日付変わってしまった……orz ハロウィン・ツイ、順に、「うつしゆめ」「RはリドルのR」「あい対する積木」「薄紅まといて」「図書館で会いましょう」でした! 一通り書いて満足したので、風呂ってこよう。
posted at 00:06:46
 

「うつしゆめ」後日譚「いっぷく」

 チャリティ電子書籍企画「プロジェクトうりゃま」に寄稿した原稿の、サイトでの公開許可が出ました。
 私は短編を二つ寄稿したのですが、とりあえずページが出来上がったものからサイトにアップいたします。


「いっぷく」ippuku.jpg
 今日は彼女の誕生日。準備万端で迎える柏木陸の、策士が策に溺れた物語。
「うつしゆめ」の後日譚ですが、未読の方でも問題無くご覧いただけます。
 400字詰原稿用紙30枚(文庫本換算24頁)

 書き上げた当時のコメントは、「脱稿したよー」並びに「チャリティ電子同人誌「プロジェクトうりゃま電子書籍」販売開始」をご覧ください。

 もう一つのほうは、たぶん明日以降になると思います……すみません……。
 
 

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